こんにちは。
エースガーデンスタッフです。
ゴルフでラウンドを回る際に、経験豊富な同伴者にアドバイスをもらったり、質問したり、ということ、ありませんか?
逆に、同伴者に例えば初心者ゴルファーがいる場合にちょっと助言をしてあげたりという状況があるかもしれません。
その他にも、プレー中にちょっと困ったことなど聞いたり、聞かれたり、ということも起こり得ると思います。
しかし、注意しなければならないのは、ラウンド中の情報交換はマナー違反だけではなくルール違反となってペナルティを科せられる可能性があるということです。
今回の記事では、ペナルティとなる可能性がある状況についてお伝えしていきますので、どんな場合にマナー違反やルール違反になるのか、今一度確認してみましょう。
ラウンド中のアドバイスは厳禁!?マナー違反やルール違反にも
ラウンド中、ショットに対して「もっとこうした方が良いよ」「今のは○○だったね」「ちょっと○○気味だよ」など、助言(アドバイス)を受けたことがある人もいらっしゃることでしょう。
なかなか自分ではショットを客観的に見ることが難しいため、同伴者にリアルタイムでアドバイスをもらえるのは有難いですよね。
その場で改善点が見つかるため、次のショットに活かすことができる場合もあります。
同様に、同伴者のプレーに対して自分が気付いたことを伝えるなど、あなたがアドバイスをする側の立場であるかもしれません。
しかし、ラウンド中のアドバイスに関しては、求められていない助言を行うこと自体がマナー違反になりますし、助言したことによって相手がリズムを崩してしまう可能性があるため控える必要があります。
また、マナー違反にとどまらずプレー中のアドバイスに関しては、ある一定のルールで「禁止」が定められています。
ルール違反となれば、助言した側も助言を受けた側もペナルティを受けなければなりません。
仲間内でラウンドを楽しむ分には特に意識していなかったかもしれない助言など同伴者との会話について、いざ競技中に思いがけずペナルティを受けることにならないよう、どのような場合にルール違反になるのかを把握しておく必要があります。
知らずにルール違反?どんな場合にペナルティとなるのか
前項ではプレー中のアドバイスは、マナー違反だけでなくルール違反になる可能性があることをお伝えしましたが、日本ゴルフ協会 2019ゴルフ規則では、競技中のルール違反となるアドバイス行為について以下のように定められています。
10.2a アドバイス
ラウンド中、プレーヤーは次のことをしてはならない:
• 競技に参加していてコースでプレーしている人にアドバイスを与えること。
•プレーヤーのキャディー以外の人にアドバイスを求めること。
または、
• もし他のプレーヤーに与えたり、求めたりするとアドバイスとなる情報を知ろうとしてその他のプレーヤーの用具に触れること(例えば、どのクラブを使用しているのかを知るために他のプレーヤーのクラブやバッグに触れる)。出典:日本ゴルフ協会 2019ゴルフ規則
また、どのような内容が「アドバイス」にあたるかについても、次のように定義づけられています。
【アドバイス】
次のときにプレーヤーに影響を及ぼすことを意図した口頭によるコメントや行為(例えば、ストロークを行うために使用したクラブを見せること):
• クラブを選択するとき。
• ストロークを行うとき。
• ホールや、ラウンド中のプレー方法を決定するとき。出典:日本ゴルフ協会 2019ゴルフ規則
つまり、自分のショットが有利になるような助言については、アドバイスをするのも受けるのもどちらも禁止されているということが分かると思います。
その中で一点注意が必要で、このアドバイスには含まれない情報についても日本ゴルフ協会 2019ゴルフ規則では示されています。
しかし、アドバイスには公開されている情報は含まない。
例えば:
• コース上の物の位置(例えば、ホール、パッティンググリーン、フェアウェイ、ペナルティーエリア、バンカー、別のプレーヤーの球)。
• ある1点から他の1点までの距離。
• 規則。出典:日本ゴルフ協会 2019ゴルフ規則
アドバイスと言っても、ルールや距離などを教えたり聞いたりすることについては助言とみなされないためルール違反にはなりません。
ルール違反となる場合、
規則10.2の違反の罰:一般の罰(マッチプレーではホールの負け、ストロークプレーでは2打の罰)
となります。
何番のクラブを使った方が良いかを聞く、教えることはNGだけど、ホールまでの距離やバンカーの位置を聞いたり教えることはOKということです。
漠然とアドバイスは禁止、とだけしか把握していないとプレー中の会話のほとんどがルール違反になるような気持ちになってきますが、どのような内容がアドバイスに該当するかを把握することで、禁止されているアドバイスにあたる会話は避けつつ、距離や規則など必要に応じて確認し合いながらプレーをスムーズに進行することができると思います。
ショットに対する助言や指導を受けられるタイミングは?
ラウンドを回る際にアドバイスをしたり求めたりしたい場合に、プレー中に行うことでルール違反となりますが、ラウンドの前やプレーの中断中(委員会の判断や落雷などによる)にはルールは適用されません。
ラウンドが始まる前やプレーが中断している間にアドバイスをしたり、求めたりすることはできるので覚えておくと良いでしょう。
また、パートナーを伴うプレー形式では、プレーヤーは自分のパートナーやそのキャディーにアドバイスを与えることができ、そのパートナーやそのキャディーにアドバイスを求めることができるということもルールには示されています。
ルールとマナーを守ってスムーズにプレーを楽しもう
今回は、ラウンド中のアドバイスに関して、マナー違反やルール違反になる可能性、そしてどのような状況でペナルティが科せられるのかについて日本ゴルフ協会の 2019ゴルフ規則を示しながらお伝えしてきました。
今までなんとなく交わしていた会話がマナー違反やルール違反になる可能性があることがお分かりいただけたかと思います。
しかし、ルール上でアドバイスに定義されている内容を把握しておくことで、プレー中の情報交換がすべて違反になるわけではないことが確認できたと思います。
ぜひ、ルールに則って堂々とスムーズにプレーを楽しんでいただけたらと思います。
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それでは本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。
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