こんにちは。
エースガーデンスタッフです。
普段、18ホールを回る際、いつもと変わらず挟む『ハーフ休憩』。
実は、日本特有の文化だったことをご存知ですか?
海外では、前半9ホールと後半9ホールの間に休憩を挟むことはほぼなく、18ホールをプレーし続けることが一般的です。
今回は、『スループレー』とはどんなプレースタイルなのか、そしてどんなメリットとデメリットがあるのか、その活用方法についてもお伝えしていきたいと思います。
ゴルフラウンドの「スループレー」とは?
前半の9ホールが終わった後にハーフ休憩を取らずにプレーを続けることを「スループレー」と言います。
スループレーは実は海外では一般的なプレースタイルですが、日本では基本的に前半と後半の約1時間の休憩を挟んでから後半をスタートさせます。
この点だけを聞くと、「休憩も取らず18ホール休まずプレーするって大変なんじゃないの?」と感じるかもしれません。
しかし、スループレーには実はメリットが多くあり、上手く活用することでラウンドの時間を有意義に楽しむことにつながります。
「スループレー」のメリットは?
①時間を有効活用することができる
スループレーのプレースタイルにおいて、最も大きなメリットは【時間を有効活用することができる】という点です。
通常のラウンドでは18ホールを回る際に、前半、後半、休憩を合わせて合計で5~6時間は時間拘束が発生します。
しかし、前半と後半の間の休憩を省略するだけで、早ければ4時間少々で1ラウンドを回ることができます。
4時間程度で完了するため、朝スタートすれば午後は他の予定を入れることができたり、午前中の予定があっても午後からラウンドを楽しめたり、とゴルフ以外の予定も組み込むことができるため、時間を有効活用することができます。
休憩を挟んでのラウンドは【ゴルフで1日終わってしまう】ような感覚になりますが、スループレーでは18ホールをコンパクトに楽しむことができるため、ゴルファーにとってとても大きなメリットにあります。
もちろん、ラウンドのプレースタイルには『ハーフプレー』と言って、9ホールだけ回って終了する方法を選ぶこともできますが、物足りなさを感じる方もいらっしゃるでしょう。
『スループレー』では、例えば午前中が仕事でも、午後からラウンドを「フルで」楽しむことができます。
特にご家族がいる場合には、あなたが1日ゴルフで不在になるよりも、午前、または午後だけ、の方がご家族との時間も作りやすくなるかもしれません。
時間を有効活用しつつ、しっかり18ホールを楽しむことができる大きなメリットを『スループレー』は持っています。
②集中力を維持しやすい
前半9ホールと後半9ホールの間にお昼休憩を挟んでしまうことで、前半で高まっていた集中力が一度途切れてしまいます。
もちろん、休憩中にも頭の中でイメージトレーニングを重ねたり、作戦を練り直したり、ということはできますが、特に調子が良いときにはこのまま後半もペースを崩さずに進めたいなー、と思いますよね。
休憩中は昼食があるため、仲間との食事では食べ過ぎたり飲みすぎたりしてしまい、食後に身体が重くなってしまったり、眠気が出てきてしまったり、と身体も気持ちも緩んでしまいがちです。
しかし、スループレーでは休憩中を挟まないため、前半で高まっている集中力を維持したままプレーを続けやすくなるため、「中だるみ」のような状態を避けることができます。
③費用を抑えることができる
「スループレー」では、通常のラウンドとは違って昼食が含まれていないので、プレーの費用も抑えることができます。
特にシーズンではラウンドを楽しむ頻度も増えるため、少しでも費用を抑えながら楽しむことができたら良いな、と感じる方も多いと思います。
「スループレー」のデメリットは?
①体力的に負担が掛かることがある
当たり前ですが、前半と後半の間に挟む休憩を省略するということは、18ホールプレーをし続けるということになり、身体のモチベーションも維持することが必要です。
しかし、前日までの体調や、気候による身体的な負担、年齢なども含めて、18ホール休憩を挟まずにプレーし続けることが、体力的に大きな負担になる場合もあります。
途中で疲れてきてしまってスタミナが切れてしまえば、休憩を挟まずとも集中力は不安定になってしまいますし、ラウンド終了後の身体のメンテナンスが余計に必要になる場合もあるでしょう。
前半9ホールのプレーを終えて、1時間程度の休憩を挟むことで体力回復・温存を図り、後半のプレーを良い状態でスタートさせることができることもあるため、スループレーのメリットを感じていたとしても、色々な角度から「休憩なし」について検討してから選択する必要があります。
②気持ちの切り替えが難しい
スループレーでは休憩を挟まないため集中力を維持しやすいことをメリットに挙げましたが、一方で調子が乗らない場合にもいまひとつな状態を維持してしまうことがあります。
例えばミスが続いて落ち込んでしまっていても、前半と後半の間に休憩がある場合には気持ちの切り替えがしやすく、後半のプレーでは心機一転でスタートしやすいのですが、スループレーではハーフ休憩がない分「区切り」で気持ちを切り替えるということが難しくなります。
「スループレー」でラウンドを回る日でも気持ちを安定した状態でプレーすることができるように、普段からイメージトレーニングやメンタルトレーニングを強化していくことも必要です。
③スループレーを選択できるゴルフ場が限られている
スループレーを選択できるゴルフ場は増えてきているとは言え、一般的にはまだまだ休憩ありのスタイルが多いことが一般的です。
スループレーを採用しているゴルフ場でも、スループレーをスタートできる時間帯が限られていたり、なかなか都合に合いにくかったり、と自由にプレースタイルを選べない場合があります。
スループレーにはどんな種類があるの?何時からスタート?
一言に『スループレー』と言っても、開始時間によっていくつか種類があります。
・早朝スルー
4時~6時の早朝にスタートするスループレーを早朝スルーと呼ばれています。
真夏など暑い時期には、太陽が高い時間を避けてプレーを終えることができるため、体力の消耗も抑えることができます。
また、午前中の早い段階に終了するため、他の予定を入れやすく、朝早くから活動し時間を有効活用しやすいことも早朝スルーのメリットです。
・通常スルー
通常のスタート時間に開始するスループレーを選ぶこともできます。
早朝スルーのスタート時刻では早すぎる場合や、ゴルフ場までの距離が長く時間が掛かる場合などには便利です。
通常のスタート時間に開始しても休憩を挟まずに回ることができるので、日中のうちに他の予定を入れやすくなります。
・午後スルー
正午以降にスタートするスタイルで、午前中は他の予定を入れたり、必要な用事を済ませることができます。
早朝のスタートではないため、早起きの負担もなく18ホールしっかり楽しむこともできます。
・ナイターゴルフ
照明があるゴルフ場では、夜にラウンドを回るナイターゴルフを選択できることもあります。
仕事が終わってから、日中の予定が済んでからラウンドを楽しみたい、という方にとって嬉しい選択肢になると思います。
以上、「スループレー」にも開始時間帯がいくつかあり、気候や天候、前後の予定や体調に合わせて選択することができます。
スループレーを上手く活用してみよう
今回は、18ホールで休憩を挟まずにラウンドを回る「スループレー」について、メリット・デメリット、開始時間による種類についてお伝えしてきました。
メリット、デメリットを踏まえて、今まで休憩を挟むことが当たり前だった方も、時間を有効活用することができる「スループレー」を体調や予定に合わせて一度取り入れてみてはいかがでしょうか。
ぜひ、あなたのお住まいの地域にはどんなプレースタイルを選択することができるのかチェックしてみてくださいね。
それでは、本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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